転職活動を始めてから英語の重要性に気付き、とりあえずTOEICを受けるところから始めています。
社会人になり、全く英語を使わない仕事で勉強もしない生活をしている間に、下がり続けていた点数は600点弱⇒700点前半までやっとのことで回復しました。
今回は、そんなTOEICに関する小説。
そう。参考書ではない。小説です。
概要
あらすじは以下の通り。
ある日、主人公グプタは、不思議な違和感をおぼえた。
・図書館は、いつも閉まっている。
・アルコールとタバコが、存在しない。
・飛行機は、いつも遅れる。...etc.「なにかが、おかしい……この世界は、どうも変だ」
グプタは単身、その謎に挑むが……。出典:Amazon
一応小説なので、ストーリーはありますが、文学作品としてはいまいちです。
読んでほしい層は限られていて、
・継続してTOEICを受けている層
・今後TOEICを継続して受ける層
TOEICにかかわる人でなければ正直面白みが伝わりません。
2013年出版と新刊本ではないですが、Twitterで話題になってました。
TOEIC世界が話題になってますが、こんな本はいかがでしょうか?
— ふらふらきのこ (@qrqrkashimashi) 2018年7月5日
TOEICの問題に触れ、やんなっちゃった人、馬鹿馬鹿しく思えた人、楽しくなっちゃった人、そんな人達におすすめです。
繰り返されるパターンに気付いた時、世界は一変する。
新感覚ノンストップミステリー。 pic.twitter.com/IrsHN4e17x
2013年以降もこのテーマで書かれた小説はなさそうなので唯一無二です。
TOEICの世界観をテーマにした小説
上述の点、TOEIC受験者(受験候補者)が対象の小説である理由は、「TOEIC小説」というテーマにあります。
この小説は、TOEICを題材にしたものですが、TOEICというテストそのものが作品中でメインで出てくるわけではありません。
別にTOEICテスト中に密室殺人事件が起こるとかそういうわけではないです。
重要なのは、
「TOEICテストの中で起こる規則性を題材にしている」
ということです。
だからこそ、TOEICの受験者に読んでほしい。なんなら、過去問の勉強は脇においてこの本を先に読んでほしい。
飛行機が飛ばない。図書館はいつも閉まっている。同僚が新しいランチのお店を見つけてきて、ランチに行く…etc
この小説を読むだけで、TOEICの問題文の中でどういった出来事、行動が起こりやすいか知っておくことができます。
もちろんTOEICは英語のテストなので英語力は重要ですが、問題数の多い時間勝負の側面もあるため、規則性を知っておくと解答がスムーズになると思います。
英語って大事。TOEICって大事。
たとえすぐに英語を利用しないような会社でも、英語力があればキャリアの幅は広がりますし、転職活動においては、希望を通すにはかなりの割合で英語力が必要です。
TOEICの点数=仕事での英語能力という点については、かなり懐疑的ですが、日本では評価項目として最も浸透していますので、避けて通るわけにはいきません。
ぜひこの小説を読んで、TOEICという不思議な世界について興味を持ってほしいです。