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【映画】- 32 『オリエント急行殺人事件』アガサ・クリスティーの名作を豪華キャストで

※この記事は、映画の内容について若干のネタバレを含みます。ネタバレを好まない方は映画を見た後お読みください。

東京が大雪だった日、定時に会社を出れたのはいいものの電車に乗れず、急遽『オリエント急行殺人事件』を見てきました。

www.foxmovies-jp.com

 

オリエント急行とは?

まず、本作の舞台である"オリエント急行"についておさらいしておくと、ヨーロッパとアジアの結節点であるトルコ(イスタンブール)からヨーロッパ各地(カレー、パリ、ベルリンなど)を結ぶ複数の路線を指しています。

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出典:オリエントエクスプレス イスタンブール駅: オリエント急行路線図

本作で舞台になっているのは、イスタンブール発カレー行きの路線です。

wikipediaによると、該当路線は2009年で廃線になってしまったようです。残念。

 

アガサ・クリスティーの名作

本をあまり読まないという方でも、"アガサ・クリスティー"という推理作家の名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?

その知名度では、エドガー・アラン・ポーアーサー・コナン・ドイルなどとも並ぶと思います。

 

本作は、アガサ・クリスティーの代表作の1つ。イギリスで出版されたのは1934年と83年も前のことです。

彼女の作品で主人公を務めることの多い、ポアロ。長編33作品に登場しています。

全部読んだことがないんですが、『アクロイド殺し』とかは面白かったです。

 

まとめ:なぜ今映画化するのか?

本作については、正直内容面で触れることがないので、この1点のみ。

 

なぜ今映画化するのか?

 

この点についてもう少し考えてみます。

海外の有名作品は時代を経て何度も映画化されることが多いですが、本作も例外ではありません。

本作は2回目の映画化で、前回は約40年前の1974年でした。

出版年から考えると

1934→(40年)→1974→(約40年)→2017

ちょうど40年周期です。

この疑問を考えるにあたり、面白い記事がありました。

cinemore.jp

この記事によると、キャラの特徴が強調されているなど前回の映画化と比較してもいくつかの違いがあるほか、冒頭には原作にないポアロの推理シーンが挿入されています。

 

これは、そもそも原作(ないしはアガサ・クリスティーポアロシリーズ)に触れたことのない層がメインの顧客層として意識されていることが要因でしょう。

そして、これを踏まえて原作から今回のリメイク映画までの40年周期に戻ってみると、おそらくは親から子への世代交代のタイミングと一致する時期に作品が作られたのだろうと推察されます。

少し、想定を置いて、世代と作品の時期を比較してみました。

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3世代でやってみたところ、40年周期だと徐々にずれが出てきてしまうようです…

ただこうしてプロットしてみると、”次世代に名作を伝える”という点で定期的に作品がリメイクされているという仮説はほかの作品も含めて検証してみたいです。

 

もう1つこの記事で面白かったのは、キャストについて。

本作のキャストはとにかく豪華です。スターウォーズで一躍スターとなったデイジー・リドリーからジョニーデップまで。本当に多彩な人々が名作を演じています。

これは、単に「金満映画だ!」という考え方もありますが、ミステリー特有の「誰が真犯人かわからなくするため」という意味合いもあるようです。

所見の人たちにとって、キャストで何となく犯人が想像できてしまうと、楽しみが減殺されてしまいますので、その点でもかなり配慮がされているようです。

 

だからこそ、原作もましてやアガサ・クリスティーの作品いずれも読んだことがないという方たちにぜひ足を運んでいただきたい映画だと思います。

 

※補足

ポアロ作品では、『オリエント急行殺人事件』の続編にあたる『ナイルに死す』も映画化が検討されているようです。

こちらは、私も原作を読んだことがないので、読んでから見るか見てから読むか悩ましい…

 

 

ciatr.jp

 

 

 

 

ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

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