最近、仕事でIoTサービスについて調べることが多いので、自分でも使ってみることにしました。
まずはAIスピーカーから。
IoT戦国時代
通信コストの低廉化に合わせて、家庭向けにもIoT製品がどんどん発売されています。
ただ、1つ1つの製品はすごく単機能です。
例えば、スマホからカーテンの開閉を指示出来たり電気のon-offを指示出来たり…
「カーテンなんて自分で開閉すればいい」「電気はリモコンあるじゃん」というのは、まず思うところですが、本当に効果が発揮されるのはそれぞれが連携して動作するときです。
そして、その際に重要になるのは、各IoT製品を束ねる中央コントローラーであり、その1つが各社注力しているAIスピーカーです。
AIスピーカーはどれがいいのか問題
AIスピーカーは、大所(Google、Amazonなど)がどこも発売しています。
結局どこがいいんでしょう?
すでに比較をしてくれている方がいるので参考に載せておきます。
私がGoogle Homeを選んだ理由は、①もともとChromecastを愛用していたこと②PrimeVideo<Netflixであったことなどが理由です。
これからもAIスピーカーは様々な企業が製品をリリースするのではないかと思いますが、自分のよく使うサービスとの連動具合を先にチェックしながら選ぶのがよいと思います。
Google Homeの感想
まだ利用を始めて数日ですが、いくつか気づいたことがあるのでまとめておきます。
まずは出来そうなことをイメージしてみることが大事
Google Homeは、本体に声(音声)で指示を出し、その指示をスマホにインストールするアプリ経由で様々な外部アプリと連携することができます。
しかし、たとえ連携可能なそれぞれのアプリを登録していたとしても、アカウントの紐づけ(Homeアプリ内での連携設定)を行わなければうまく動作しません。
まずは、「これって指示できるのかな?」と思うプロセスをイメージして(ex.Netflixで『デビルマン』再生)、そのために必要なアプリと連携しているのかどうかを調べてみるのがよさそうです。
さらに、IFTTTを活用することで直接Homeと連携していないアプリや挙動も実現できるようです。
現状のIFTTT経由連携先は、twitterやメモなどテキストアプリが中心のようです。
これまでも、IFTTTは使いようによって圧倒的な力を発揮するアプリとして様々な場所で紹介されていましたが、今後IoT製品が増えてくるとますますその重要性を増しそうです(これまで自分は全く活用できてないので勉強したい…)。
こちらも理解しやすい表現を心がける必要がある
同じことを指示しようとしても、うまくいかない場合があります。
「OK,Google、ポプテピピックつけて」→うまくいかない
「OK,Google、ポプテピピック再生」→Netflixでポプテピピック再生
"どのアプリで"、"何を"、"どうする"をきちんと指示すれば、ほぼ確実ですし、"何を"と"どうする"が正確で、"どのアプリ"がある程度特定されていれば自動で実行してくれるようです。
毎度の「OK,Google」が結構面倒
実は、一番致命的な点だと思うのは、すべての挙動指示前に必ず
「OK,Google」
というInputが必要ということです。
例えば、ニュースを確認する、音楽を再生するなど、1度ごとの動作であればそこまで気になりません。
これが、「再生中の音楽を停止し、ドラマに切り替える」といった複数の動作指示を連続して実行する場合には、結構ストレスです。
毎回、初期認識に1~2秒かかるため、まだまだ自分の手でやっちゃうほうが早いことも多いです。
指示なのかどうかの判別を行うために必要なこととはいえ、今後の開発で最初の指示後一定期間はスリープ状態で指示待ちなど、連続した指示を行いやすい形になればより利用しやすくなるように思います。
つながればつながるほど便利になる、それがIoT
いま私の家でつながっている家電はスピーカーとテレビ(Chromecast)だけです。
しかし、今は、住宅向けにも様々なIoT製品が実用化されています。
IoT製品は、単体ではそれほど万能ではありませんが、複数がつながることでより大きな性能を発揮します。必ずしも家電がネット通信対応になっていなくてもリモコンを替えるだけで連動できたりもするようです。
まずは色々な家電を繋げるように設定するのが直近の目標。
また、使っていくうちに、想像していなかった使い方を発見できそうなのでどんどん使い込んでいきたいです。
※補足
この記事を書いているちょうどその日に、日経で発売当初にGoogle Homeを買った記者の記事がありましたがどうも私と同じような理由ですでに使わなくなっているようです。
使いこなすには、ユーザー側にもそれなりの想像力が求められそう。