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【映画】『15時17分、パリ行き』 なぜ若者たちは英雄になったのか?

※この記事は、映画の内容について若干のネタバレを含みます。ネタバレを好まない方は映画を見た後お読みください。

 

もうすぐ春ですね。意味もなくウキウキしていきます。

普段あまり見ないカテゴリーですが、『15時17分、パリ行き』を見てきました。 

 

wwws.warnerbros.co.jp

 

実際の事件を題材にしたドキュメンタリー映画

本作は、実際に起きたテロ事件を題材にしたドキュメンタリー映画です。

アムステルダム発パリ行きの高速列車内で発砲事件

引用:CNN

場所は、オランダ アムステルダム発フランス パリ行きの高速鉄道の中。

 

大量の武器を所持した、イスラム過激派思想の男を、たまたま居合わせた米兵などが確保。

まさに、"映画のような現実""現実のような映画"にした作品です。

www.cnn.co.jp

 

監督は、『ハドソン川の奇跡』なども手掛けた、クリントイーストウッドです。

 

なんと本人が多数登場

見ている間全く気づきませんでしたが、)この作品の最大の特徴は

事件に遭遇した本人が多数登場していること

でしょう。

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出典:15時17分、パリ行き : 作品情報 - 映画.com

 

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出典:15時17分、パリ行き : 作品情報 - 映画.com

アレク・スカラトス、アンソニー・サドラー、スペンサー・ストーンの主人公3人組がまずそもそも本人です。びっくりしました。

そのほか、犯人に撃たれたクリス・ノーマンも本人。

これだけ緊迫したテーマでありながら、主要人物が実際の事件を経験した人々というのはこれまでにない作品ではないでしょうか?

 

事件解決後、フランスやアメリカで功績を称えられるシーンがありますが、突然画質が荒くなります。

おそらくあえて当時の映像を使っているのだろうと思います。

 

まとめ:あくまでテーマは「彼ら」

本作、アムステルダム発パリ行きの高速鉄道内でのテロという実際の事件を舞台としていることからも非常に緊迫した映画を想像して鑑賞に臨みましたが、意外なことに事件そのものの描写は30/110分程度しかありませんでした。

なぜ彼らだったのか?

なぜ彼らは行動したのか?

なぜ死者が出なかったのか?

予測のできないテロ事件の現場で、あらゆる偶然によりそこに居合わせた3人の行動により結果として奇跡的に被害が最小限に抑えられたことがわかります。

 

また、動機やテロ行為の背景など、事件に関する犯人の"顔"は一切描かれません。

 そのことが、この事件は「いつどこで起きてもおかしくない」ということを暗示しているようです。

timewarp.jp

一見すると事件と何の関連もない、若者たちの過去や言動と、突然日常を破るテロ事件、顔の見えない犯人。

これらが15時17分という終着点で交わるのが今作でした。