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【映画】- 38『パシフィック・リム:アップライジング』連作化の布石、時代観の反映

※この記事は、映画の内容について若干のネタバレを含みます。ネタバレを好まない方は映画を見た後お読みください

仕事が忙しくて映画を見る暇がなかったですが、久しぶりに。

pacificrim.jp

胸熱ハリウッドロボットバトルの続編

前作でKAIJUを撃退してから10年後が舞台。

巨大ロボットといえば、ガンダムなど日本も得意という感じですが、トランスフォーマーや本作のようにどでかいものをドンパチやらせるのはハリウッドの十八番ですね。

監督のギレルモ・デル・トロは、日本の特撮映画やロボットアニメに影響を受けているとのことで、前作に引き続き、日本が舞台の中心になっています。

(前作同様、日本人から見ても違和感のない"日本"が描かれています)

そのこだわりが、敵の名前を英語で"KAIJU(怪獣)"としていることからも伝わってきます。

 

ちなみに、ギレルモ監督は、昨年『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を受賞しています。

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量産型の出現でエヴァ感が増す

前作の時から、二人乗りでシンクロして動かすイェーガーをみて、「瞬間心重ねて」と思いながら見てた性質ですが、

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量産型の登場で完全に自分の中でエヴァ劇場版と化しました。

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そして、量産型と戦闘になるお決まりのパターン。

神経接続とか子供がパイロットとか過去のトラウマとか…

絶対この監督エヴァ好きだと思う。

 

まとめ:ストーリーとは別に時代観の変遷が気になる

自分の中では、もうこの作品はハリウッド版エヴァでしかないですが、そもそも日本のSFやロボットアニメで使い古された設定がてんこ盛りだからデジャブ感が強いのだと思います。

日本の作品をよく見ている方には、新鮮味がないかもしれません。

そして、どうも連作化の布石として作成されている感があるので、1ほどのドンパチ感はないです。まあ、面白くなくはない。

 

ところで個人的に気になったのは、映画内の設定で、どうも時代背景を反映させている部分が、1→2まででかなり大きく変わったのではないかということ。

それは、中国の位置づけ、です。

前作『パシフィック・リム』の公開が2013年。そして、『パシフィック・リム:アップライジング』の公開が2018年。約5年の間の中国経済の発展は目覚ましく、世界において同国の地位は高まるばかりです。

前作でも、イェーガーのパイロットとして、中国人のタン3兄弟が登場したり、香港がストーリーの舞台となったりしていましたが、あくまでごく一部であり、また、中国といってももともと欧米に知られていた香港でした。

それが本作では、量産機を製造するシャオ産業として上海企業が物語の中心として描かれます。

これまで、欧米からみてアジアを描く場合、先進国として日本を、新興国としてその他の国を描くことが多かったのではないかと思います。しかし、ハイテク装置の製造メーカーとして、中国とくに今まさに急激な発展を遂げる上海を描いている点は、欧米から見たアジアの現状を非常によく表しているのではないかと思います。