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【映画】『ヴェノム』悪の権化がかわいい

※この記事は、映画の内容について若干のネタバレを含みます。ネタバレを好まない方は映画を見た後お読みください。

 

www.venom-movie.jp

 

 

スパイダーマンのスピンオフ

本作で主人公となっているヴェノムはマーベル作品のうち、"スパイダーマン"の敵役として頻繁に登場するキャラクターです。

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映画でも、旧シリーズの『スパイダーマン3』ではメインの敵キャラクターとして登場しました。

 

スパイダーマンとの戦いは舞台を変え何度も繰り広げられる因縁のライバルといえる相手である一方、登場回数に比例した人気を誇るため、今回スピンオフに至ったのでしょう。

 

ヴェノムがかわいい

上記のように、本来はスパイダーマンの永遠のライバル的な存在の1人(?)なんですが、どうも本作ではやけに「お行儀のよい」キャラクターになってます。

観る前の想像を超える愛らしいキャラと化してますが、外れ的なギャップではなくいい意味でイメージを覆してくるのでなかなかよい作品になっています。

「生きた肉食わん」

といった矢先に

「許可を得た肉だけ食う」

という。なんと従順か…。優しい世界。

作品内容としても、それなりに面白い(思った形とはちょっと違うストーリーでした)ですし、あまりマーベル作品やスパイダーマンに詳しくない方も単品で十分楽しめます。

 

まとめ:マーベルのコンテンツ戦略に関して

この作品があえて単独で楽しめ/イメージを覆す作品戦略をとっているのは、マーベルの今後のコンテンツ戦略も考えてのことのように思います。

marvel.disney.co.jp

マーベルの作品は、『スパイダーマン』や『アイアンマン』などそれぞれで有名である一方、現在は『アベンチャーズ』という"ヒーロー大集合"的な映画を連発することでヒットを重ねています。

しかし、あらゆるマーベルキャラのスピンオフ的作品かつシリーズ化しているアベンチャーズは新参が入りづらい状況を作りつつあります*1

異能力ものって、たいていは内容勝負というより、「何も考えずにハチャメチャバトルを楽しむ作品」という位置づけがほとんどだと思いますが過去のストーリーやキャラクターの背景が重要になればなるほど、「何も考えずに」ができず徐々にストレスがたまる作品になってしまいます。

今回の『ヴェノム』は、

スパイダーマンを知らない層でも親しめる、前提ストーリーがほぼない/キャライメージ刷新の作品構成

②主役はヴィラン(悪役)だが、一定の分別を有しており、後味の悪くない表現

③次回以降の伏線も最後ににおわせ、新参がファン化することも狙う

という点で結構気をつかって作品を作っているのではないかと見て取れました。

 

とりあえず、なんの前提知識もいらないので見てほしい作品です。

 

*1:かくいう私も、あまりこのシリーズ見てません。すでに置いてけぼり。