最後にこれだけは言わせて欲しい

ダラダラ出来なくなった金融マンの遺言

頭の良さと思考方法の違いについて

 

 

 Twitterでみたこの話、自分があまり言語化できていないことが、非常にクリアにまとめられていたので、少し自分でも補足的に考えを整理してみたいと思います。

 

上記のツイートにすごく納得した上でですが、私はこの分類はある種の思考方法(思考のアプローチもしくは頭の使い方)にも影響しているように思っています。

つまり、人は頭の良し悪しに関わらず、一定程度4分類のうちのどれか(もしくは複数)に近い思考方法をとっていて、(どう定量化するのかは不明ですが)その中でも他者と比較し顕著にその傾向が見られる人を所謂「頭の良い」人と呼ぶのではないでしょうか?

 

また、この4つの分類はどれが優れているというものでもないと理解していますが、従事している仕事や役職によって、必要となる思考方法は異なってくるように思います。

例えば、私は金融界隈を浮遊していますが、求められる思考方法としては1+2という形が多そうです。但し、3、4が全く役に立たないかと言えばそういうわけではなく、新しいプロダクトやストラクチャーを検討しないといけない場合には3も必要ですし、営業担当やより上位の役職になってくれば4の重要性が増してきます。

これが芸術家であれば、3が秀でている必要があり、政治家であれば4が重要…といった感じでしょうか?

 

自分が物事を考えるときにどういう癖を持っているかを意識すると、どういった職業・業務が向いているかがわかるかもしれません。

 

◯◯さんは優秀だという時、この頭の良さがセットであることがほとんどだと思いますが、どういった要素から優秀と評価されているかを考えてみると役立つかもしれません。

読書案内:最近のエモい小説

 

最近読んだエモ系小説のご紹介。

それほど大衆の人気を博してはいないかもしれませんが、近年の文学賞作品には現代のより先端的な活動(特に経済的な営み)を反映した作品が増えてきてます。

私は個人的に経済小説が好きで真山仁や黒木亮なんかをよく読むのですが、仕事や経済を主題としていない小説でも、経済や仕事を扱うもの増えている印象です。

こういった小説を読むと何故か“エモみ“を感じます。エモい文章の代表格といえば青春小説かもしれないですね。高校生なんかがピュアな恋愛するやつ。超エモいです。そういうのもいいんですけど最近の上記のような小説も面白いです。

なんだかわからないエモ小説の正体は、現代のなんとも言えない閉塞感みたいなものを正確に捉えていて、それが伝わってくるからではないでしょうか。学生を描く作品とはまた違うリアルな若者の姿です。

これから紹介する小説は、どれも「働く」や「経済」みたいなものがちょっとずつでも題材になっています。いわゆる経済小説と違うのは、そういった経済活動が必ずしもポジティブに描かれていない(むしろその重みに苦しんでいる若者が主題)点が描かれていることでしょうか。

続きを読む